【深セン】ド派手すぎるイルミネーションショーに9日間で112万人動員!

今年の国慶節の連休に、深センにいる多くの人がWeChatのモーメンツに流れていた光景、これは深センの福田CBDで年末まで開催されている光のショーである。

深セン市城管局のデータによると、9月28日の夜に始まって以来、10月6日の夜までに、深セン連花山と市民センターの鑑賞地点に集まった人は112万1千人に達したとのことで、国慶節の10月1日が一番多く1日で21.8万人に達していた。

多くの人が集まったこの光のショーの裏には、一体どのくらいの工程がかかり、どのくらいのお金が投資されているのか、一回のショーにどのくらいの電気代がかかっているのか、深セン市の関連部門に聞いてみた。

 

9月28日に始まって以来、福田CBDで行われているこのショーは毎日数万人から数十万人の人を引きつけている。ある人は3~4時間も前からこの場所に来て、一番良く見える場所を確保していたという。現場ではショーが始まる際に掲示される3,2,1に合わせて皆が声を出し、ショーが始まる。“山海の城、改革の窓、創新の都、和諧の境”という4つのテーマで表現される内容は深センの発展ストーリーを表現し、現場に来ている市民を圧倒している。

 

このショーにおいて電灯を施工したのは深セン凱銘電気照明有限公司で、この企業は国家級ハイテク企業に認定されている。深セン凱銘電気照明有限公司のエンジニア陳志文氏は、このプロジェクトには建物だけで80万個、広場に75万個で計150万個の電灯を使用している。この内の90%が深センの地元企業が生産提供しているものである。

また、このショーにおける投資については、深セン市福田区城管局が次のように回答している。福田CBDでの光のショープロジェクトには約2.38億元(約39億円)が投資されており、その中で施工だけで1.89億元(約31億円)となっている。

 

このような投資規模は全国の中でどのような位置づけになるのだろうか。福田CBD照明プロジェクト設計責任者で清華同衡規劃設計研究員 環境研究所副所長の陳海燕氏は次のように話している。深セン福田CBD光のショーのプロジェクトの投資額は近年の国内都市の夜間照明に比べると低いです。これ以外にも深センでは演出用の電灯の密度や効率を改良し上げているため、一回ごとの電気代は839元(約14000円)しかかかっていません。

この光のショーは今年いっぱいまで開催される予定で、毎日開催される、平日は1日2回、週末は1日3回行われる。

 

【ライター:佐々木英之
中国深センの富門グループ(Richdoor Group) にて10年間の中国ビジネス経験。
日本に出張すると数日で深センに帰りたくなるという「深セン通」である。
深センハイテク視察ツアーで、スマートシティの案内役を務める。

佐々木英之の記事一覧

 

【PR】深セン視察ツアー毎月開催中!
深センツアー

 

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です