2018年フォーチュン 中国500強企業を発表 深センから平安が営業収入4位、テンセントが収益力で7位に

7月10日フォーチュン中国サイトが、2018年フォーチュン中国500強企業ランキングを発表した。中国石化は23601.93億元(約39兆3000億円)の営業収入がありランクトップとなった。続いて中国石油、中国建築が2位、3位と続いている。4位から10位までは以下になる。中国平安、上汽集団、中国移動、工商銀行、中国中鉄、中国鉄建、中国人寿。

ランキングに入った10社のうち、8社は国務院資産管理委員会所属の中央企業及び、中央金融企業である。中国平安は非国有企業の中でトップとなっている。

 

 

フォーチュン中国は、今年の中国500強企業にランクインしている上場企業の総営業収入は39.65万億元(約660兆円)に達しており、昨年と比べて18.22%上がっていて上昇幅が倍になっている。純利益は3.48万億元(約58兆円)に達していて24.24%の上昇である。また、今年のランクイン企業の中で一番低い年間収入が138.64億元(約2310億円)で、去年初めて100億元を突破してから、22.44%上昇している。

2018年の中国500強ランキングでは、不動産関連の企業が55社あり、全体に占める割合が去年に続き10%を超えている。中国国際金融有限公司の研究チームによると、不動産業は中国の中でも大事な柱の一つとなっている。

収益力から見ると商業銀行や保険会社が目立っており、工商銀行が2860.49億元の利益を出しており、中国で最も稼いだ上場企業となっている。その後ろは農業銀行、中国銀行、中国移動、中国平安、テンセント、交通銀行、招商銀行、アリババの順番となっている。この中でIT企業を見ていくとJDが昨年の21位から18位に上がっており、テンセント、アリババはそれぞれ、33位と35位で2017年と比べると10位、14位それぞれ順位を上げている。

 

フォーチュン中国では、アリババ、テンセントなど7つのIT企業企業価値を足すと7万億元(約116.6億兆円)を超えており500強企業の中で上場会社が占める割合の15%にもなっている。2018年のランクインしたIT企業は累計収入の成長率が47.96%で、グループ会社を含めた純利益の成長率は67.6%となっており、ランクイン企業の水準を上げているのは明らかである。

データから見ると、ランクインした炭鉱業13社の2017年累計収入は38.5%の成長、製糸業6者の2017年累計収入は29.1%増、国際原油価格が引き続き戻りつつある中で、石油業10社の2017年累計収入は22.2%増となっている。

 

参考:http://www.sznews.com/news/content/2018-07/11/content_19520164.htm

 

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