深センの『農村オレンジジュースロボット』をレビュー
|深センの中でもIT企業が集積する南山区。
オフィスビルの中で発見したのは、農村部の新鮮なオレンジをその場で絞ってジュースにしてくれるという『農村オレンジジュースロボット』だ。
最近、この手のジュースロボットが急増している。
ハイテクマシンではあるが、このデザインがまたすごい!
『うちの畑で取れたオレンジだから安心してね』というフレーズで、消費者に微笑みかけるおじいさんの写真が衝撃的である。
さっそく実際にこのマシンを使って味を確かめてみよう。
まずは色々な決済方法が用意されているので、どれを使うかを選択する。
アリペイ、WeChatペイ、QQペイ、現金が選べる。
WeChatペイのボタンを押したらQRコードが表示されたので、それをスキャンすると。
このように値段が表示され、支払うボタンを押せば完了。
ジュースの値段は15元(約250円)と、中国の物価から見るとかなり高い。
※参考;コーラ350mlは3元(約50円)
あとはこのロボットがオレンジを絞り、ジュースになって出てくるのを見守るだけだ。
ここからは動画でその全貌をお見せしよう。
オレンジがコロコロと転がってきて、ロボットアーム(お皿のようなもの)がそれを拾い、中で絞ってくれているのだろう。
あっという間に搾りたての果汁100%オレンジジュースが出来上がった。
そして驚くべきは、今まで飲んだオレンジジュースの中でもダントツで美味しいということだ。
こんなに美味しいオレンジジュースは飲んだことがない。(筆者基準)
この手のオレンジジュースロボットには多くの企業が参入しており、街中でよく見かける存在になった。今ではアイスクリームを作ってくれるロボットもあるそうだ。
ハイテクのトレンドに乗って、ふざけた自販機を作っているかのように思われるが、南山区の若いホワイトカラーは可処分所得が格段に上がっており、体に良いものを摂取したがる傾向にある。
そのニーズを絶妙に掴みマーケットフィットできているところがすごいのだ。
それにしても美味しいので、リピートしてしまいそうである。深センに来られた際にはぜひお試しいただきたい。